供給逼迫で米国中古車価格が3月も上昇、2023年夏以来の高水準に
供給が相対的に逼迫した影響を受け、3月の米国中古車価格は上昇を続けた。Cox Automotiveが発表したマンハイム中古車価値指数は前年同月比6.2%上昇し、2023年夏季以来の最高水準を記録した。この指数は、同社が米国で開催する卸売オークションで販売される中古車の価格を追跡・測定している。

マンハイムのオークションデータによると、地政学的緊張、高止まりする原油価格、イラン紛争などの影響にもかかわらず、中古車需要は依然として力強い。Cox Automotiveのジェレミー・ロブ首席エコノミストは声明で「中東紛争が中古車販売にある程度の影響を与えるだろうと予想していたが、現在入手可能なデータは明確だ。中古車需要は堅調であり、在庫水準は相対的に逼迫している」と述べた。
米国中古車価格、2023年夏以来の高水準に上昇
出典:フォード
Cox Automotiveの報告書によると、米国3月の中古車在庫回転日数は40日を下回り、2026年以来の最低水準となり、前年同月よりも低かった。同社は「新車購入コストの圧力が消費者を中古車へと向かわせ、中古車小売需要の力強い成長を支えている。同時に、新車販売の減少が消費者の買い替え台数を制限し、それによって中古車市場の供給が抑制されている」と説明している。
中古車の小売価格は通常、卸売価格の変動に追随する。Cox Automotiveは、今年の米国中古車卸売価格は歴史的に安定した水準である年率約2%で上昇すると予測している。同社のデータによると、今年2月時点の米国中古車の平均表示価格は25,287ドルであり、新車の平均価格は49,100ドルを超えている。
年初来、米国中古車市場の需要は予想を上回っており、これを受けてCox Automotiveは年間販売台数予測を2,030万台から2,040万台に小幅に上方修正した。しかし、同社は下半期の販売鈍化がこの高い需要を相殺すると見込んでおり、2026年の米国中古車総販売台数は2025年比で約1%小幅に減少すると予想されている。中古車は新車よりも経済的であるため、ほとんどの米国消費者は中古車を選ぶ。また、Cox Automotiveの予測によると、今年の米国新車市場の販売台数は約1,580万台となる見込みである。
