トヨタのハイパフォーマンススポーツブランド「Gazoo Racing」はこのほど、総合出力700馬力を誇るカムリを製作した。Gazoo Racingが高出力のトヨタレーシングカーを手掛けるのは珍しくないが、このカムリは一味違う。このカムリはツインエンジン四輪駆動レイアウトを採用し、フロントアクスルには1.6Lターボチャージャー付き3気筒エンジンを搭載、最大出力300馬力を発生。リアアクスルには2.0Lターボチャージャー付き4気筒エンジンを搭載し、最大出力400馬力を発生する。つまり、この特別なカムリには7気筒が搭載され、最大出力は合計700馬力に達する。

この「7気筒」カムリは、トヨタとGazoo Racingが日本のスーパー耐久24時間レースで発表したカスタムモデルであり、その誕生は米国仕様カムリの日本市場正式投入を記念するものである。

このクルマのフロントエンジンルームに搭載される1.6Lターボ3気筒エンジンは、GRヤリス、GRカローラ、LBXモリゾRRにも搭載され、最大出力300馬力を発生する。Gazoo Racingのエンジニアは、従来型のパフォーマンス版カムリを製作するだけでは満足せず、ラゲッジスペースに2基目のエンジンを追加搭載した。このラゲッジスペースに搭載された2.0Lターボエンジンは、Gazoo Racingが新たに開発したもので、現時点ではいかなる量産市販車にも搭載されておらず、最大出力は400馬力に達する。この新型エンジンは、将来のトヨタのパフォーマンスカーに採用される可能性があるという。

ラゲッジスペースに搭載された2.0Lターボエンジン
ユニークなパワートレインに加え、このカムリにはカスタムのフロント・リアバンパー、ワイドボディキット、大型固定式リアウイングが装着されている。このクルマに現時点で量産計画はなく、むしろトヨタとGazoo Racingによる技術探求の成果を示すものである。
