Stellantisグループは6月2日、2029年以降、フランス東部のミュルーズ工場で、プジョーブランドの新型電気自動車(EV)3車種とハイブリッド車の生産を開始すると発表した。この計画は、Stellantisグループが新たに強化したグローバル戦略および重要新車投入計画の一環である。
Stellantisグループはミュルーズ工場に4億ユーロ(約4億6600万米ドル)を投入し、さらに研究開発費として5億ユーロを割り当てる。研究開発費の大部分は、グループの新たなSTLA One電動化アーキテクチャに投入され、Stellantisグループはこのプラットフォームを活用して複数の新型電動化車両を開発する予定である。

先日、フランスのマクロン大統領は、Stellantisというフランス・イタリア合弁の自動車メーカーがフランスに総額10億ユーロを投資することを発表していた。
関係筋によると、Stellantisが先月発表した新戦略の中核をなすSTLA Oneプラットフォームは、2027年にまずグループのスペイン工場で導入され、最初に生産される車種は新型プジョー208となる見込みである。
Stellantisの最高経営責任者(CEO)アントニオ・フィローザ氏はミュルーズ工場での取材に対し、同グループは2035年までにこのプラットフォームを基に世界で年間200万台の完成車生産を目指すと述べた。また、既存の車両製造アーキテクチャと比較して、新プラットフォームの総合競争力は約20%向上し、このプラットフォームにより、Stellantisは欧州に工場を建設する中国自動車メーカーとコスト面で同等になれると語った。
フィローザ氏はさらに、欧州地域の過剰生産能力を消化するため、Stellantisは2つの対策を進めていると補足した。1つはパートナーとレンヌなどの工場を共用すること、もう1つはミュルーズ工場のように資金を投入し、新型車プロジェクトを立ち上げることである。
