6月13日、一汽大衆は「お客様へのお手紙」を発表し、速騰(サギター)モデルのエアコン吹き出し口から白色粉末が噴出する問題に正式に対応。該当する車両のオーナーに対し、無料のエアコンシステム点検サービスを提供し、問題が確認された車両には新品の純正エアコンエバポレーターを無料交換、さらにエアコンユニット全体に15年間の品質保証を提供すると発表した。

車質投訴情報によると、あるオーナーは今年4月に2026年型速騰超越版の新車を購入。納車当日にセンターコンソールから白色粉末が発生しているのを発見した。当初は新車のほこりだと思い、簡単に拭き取っただけで気にしなかったが、その後エアコンを使用するたびに白色粉末が吹き出し口から噴出し、車内のシートやセンターコンソールに散らばった。オーナーはこの粉塵を吸い込むことで呼吸器に刺激を与え、健康被害が生じるのではと懸念している。

一汽大衆は書簡の中で、白色粒子はエアコンエバポレーターの親水コート原液が溜まり、余分な原液が乾燥して粒子状になったもので、エアコン作動時に気流に乗って運び出されると説明。主に2025年9月から2026年1月に製造された一部の速騰車両が対象となるとしている。
第三者機関による検査の結果、この粉末の主成分はポリビニルアルコール(PVA)であることが判明。オーナーが懸念する健康安全性について、一汽大衆は第三者検査報告を引用し、ポリビニルアルコールは人体の健康に害を及ぼさないとしている。
一部の業界専門家は、この素材は皮膚接触や医薬品担体の分野で生体適合性を持つものの、マイクロメートルサイズの粉末を長期間吸入した場合の呼吸器への物理的刺激リスクには引き続き注意が必要だと指摘している。
アフターサービスの実施面では、オーナーは正規ディーラーを通じて点検予約が可能。公式は「お待たせする時間を減らすため、お近くの一汽大衆正規ディーラーにご連絡いただき、ご予約ください。速やかに点検を手配いたします。一汽大衆は常にユーザーを中心に据え、ユーザー体験を最優先にしております。ご迷惑をおかけしたことを、改めて深くお詫び申し上げます」と述べている。
